2014年1月24日金曜日

短肌着のミソヒドリレー

ぬっくん誕生に備えて、みんなで作った短肌着が、もうすぐ生まれる赤ちゃんのもとに届きました。
着られるのは、新生児期の短い間とは言え、一人、二人、三人目ともなれば、着古してぼろぼろです。
一枚一枚、好き勝手に作った縫い目やひもがなつかしい。

次は誰にリレーできるかな。

2013年4月24日水曜日

実りの湯


川のほとり、ビニールハウスの銭湯におじゃましてきました。

LEDアートフェスティバルの参加作品にも関わらず、中の灯りは、心あたたまるハダカデンキュウ。

夜風吹く中、青いコンテナに入った、湯の元を手渡されたさらしに包みます。
ゆず、レモンなどの柑橘類や楊枝の材料になるクロモジ、ヨモギ、紫木蓮、す〜じの通った蕗・・・他には何があったかな。

自分で選んで包んだ湯の元を持って、のれんをくぐると、中はこんな感じ。

洗練されたチープさが何とも言えずあたたかい。
囲炉裏4つ分くらいの足湯には、ぷかぷかといろんな湯の元袋が浮かんでいます。

夜の透けたビニールハウス。
お湯を囲んで座った女の子たちが、足で湯の元を取り合ったり。
足湯につかってビールを飲む人あり。
お湯の中を流れる、植物たちが妙に愛おしく、開放感と包まれる感じが混在した空間に、ついつい長湯してしまいました。

じわじわと何かが実って行きそうな、そんなあたたかさをはらんだ実りの湯。
また入りたいな。

詳細はこちら

(くみ)



2013年3月28日木曜日

こけしくん故郷へ帰る

京都の元銭湯、錦湯でのこけし博に行ってきました。

レトロな銭湯に、こけしへの愛がいっぱいつまっていて、ずっと昔からこけしが好きだったような気分になりました。

詳しい様子はこちらカガモクのHPで。

おみやげの「こけしくん故郷へ帰る」は早速、絵本棚に。小さいながら、やさしい存在感を放っています。

この小さな絵本には、故郷、鳴子への愛がいっぱいつまっています。
それとなく(大胆に)、観光案内がちりばめられているので、ガイドブックとしても楽しめます。
今度、鳴子に遊びに行く時は、こけしロボと絵本を持っていかなきゃ。。

(くみ)

2012年8月14日火曜日

神代踊り(徳島の踊りその①)

阿波踊り一色の徳島のお盆。
子どもの頃は櫓(やぐら)を囲んでの盆おどりをみたことがなく、お盆と言えば、阿波踊りでした。

といっても徳島には阿波踊りしかないわけではなく、地方地方にはまだまだいろいろなお祭りや踊りが残っているようです。

阿波踊りのぞめきに心浮き立たせながらも、ちょっと他の踊りも見てみたいなと、西祖谷地方の神代踊りを見てきました。

初心者マークをつけて祖谷地方に向かい、途中、大歩危のラフティングに後ろ髪をひかれながらも、山間の道を奥へと進みます。
神代踊りは、善徳天満宮に奉納されるとのことで、この辺りかな〜と思う場所で道を聞くと、この先の商店脇の山道を上に4kmくらい走ったところとのこと。
予想以上に急峻な山道をひやひやしながら登って行くと、4〜5kmあがったところにようやく天満宮の駐車場らしき場所が見えてきました。


ちょうど午後の奉納が始まるところで、神社の境内の一段下がった広場でこじんまりと踊りが始まりました。

紫の着物に花笠を被った女性陣が扇を手に、ゆったりとしたリズムで踊ります。




リズムを打つのは、巨大な太鼓!

これまであちこちのお祭りや踊りを見てきましたが、こんなに大きな太鼓を見るのは初めて。
今は、県道から入る山道も車が入れるようになり、車で運んでくるのだそうですが、車道のなかった昔は、下から歩いて運んで来たんだそう。

ホラ貝の音に先導されて、男性陣が様々な出で立ちで出てきました。

背中に巨大なわらじを背負った人。
健脚祈願でしょうか?



天狗に、翁のようなお面を被った人に獅子、続いて棒を持った小学生くらいの男の子たち。
きっと年とともに踊れる役柄が変わっていくのでしょう。


一通りの奉納が終わると、最後は見ている人も参加しての時間。以前踊っていたOBが加わって、静かに踊りは続いて行くようでした。

神代踊りは雨乞いの踊りとのことで、終わった後に雨が降るかもしれないと、少し早めに会場を後にしました。

そして国道に出る頃、ポツリポツリと雨が降り始め、電光掲示板には三好市大雨注意報の文字が。
雨乞いの効果に驚きつつ、あの急峻な山道を、祭り装束の老若男女が列をなして登って行く光景を思い浮かべながら岐路に着きました。

小さな集落の小さなお祭り。
一緒に踊ることはできなかったけれど、部外者が部外者であることにほっとしました。

神代踊り

(くみ)

2012年4月20日金曜日

嫁入りミソヒドリ

春は出会いと別れの季節。
ミソヒドリがまた一羽、羽ばたいていきます。
遠く、軽井沢に嫁入りするくみを送り出すため、壮行会を開きました。
みんなで具を持ち寄って、手巻き寿司パーティーです。
テーブルに乗り切らない程のご馳走の山と、久しぶりに顔を合わせる仲間達に、みんな気分がうきうきし、壮行会というよりもパーティー気分になってきます。
たくさんの具の中でも目を引いたのが、菜の花とルッコラの花。
えち宅の庭先に咲いたものを、摘んできてくれました。
目にも綺麗だけど、巻いて美味しい優れものです。
そのほかにも、酒蔵に通い、手塩にかけて作った日本酒を持ってくる人あり、大きな寿司桶にお赤飯を入れ、風呂敷に包んでくる人あり、みんなの温かい気持ちが部屋中に充満していました。


そして、みんなからの贈り物は、嫁入り道具のひとつにして欲しい、刺し子のふきんです。
くみにばれないよう、事前にこっそり、みんなでバトンタッチしながら刺したものです。
八割方完成したふきんを箪笥に忍ばせ、パーティーの途中で何気なく、くみに「引き出しからふきん取って~」、とお願いして驚かせました。
デザインは、夫婦の鳥とミソヒドリが同じ方向へ羽ばたいているもの。


残りの部分を、まだ刺してない参加者にもその場で少しずつ縫ってもらい、みんなの気持ちを怖いくらい縫い込めました。
寿司を巻き巻きしている脇で、ちくちく。巻き巻きちくちく、巻き巻きちくちく。
不思議な、幸せな時間です。


あっという間に夜が更けて、ろうそくとともに手作りケーキの入場です。
バックミュージックは、たどたどしいみちのピアノとみんなの歌で、蔵の舞台で流した曲をプレゼント。
花嫁くみと、新郎のくまさんの乗ったケーキに、「嫁入り前最後の単独作業」と称して入刀してもらいました。

お腹いっぱい、幸せいっぱい、まだまだ続いてほしい楽しい時間を、一本締めで締め、みんなで温かくくみを送り出したのでした。

次は、どんな時、どんな想いでミソヒドリが集まるのでしょうか。

くみ、末永くお幸せに!



2012年3月31日土曜日

なななうた

まだまだ続いています、赤ちゃんをむかえるしたく。
もう、したくではないけれど。

今日は、まだおなかの中にいて性別もわからなかった頃につくった「なななうた」に手振りをつけて手あそびにしてみました。

おなかにいる時も、生まれてきてからも唄える寝かしつけの唄なので、手振りと言ってもベビーマッサージのよう。
ぬっくんをだっこしたり、おなかにいるつもりで振りを考えたり唄ったりしているうちに、大人の方がとろんと眠くなってしまいました。



大人にだっこでリレーされても、目が堅くて寝なかったぬっくんも、あまりに疲れたのか一度寝付くとぐっすり。
「なななうた」で寝なかったのが残念〜。

ぬっくんが寝てしまうと、大人たちは、大人げなくごろんと寝っころがって、手あそび唄。
その光景は近々、お披露目できるかな。

なななうた♪ 

おなかのなかには ななつのな
ながれるみずおと なんのうた?
まだなまえのない おんなのこ
ないしょの はなしは あのねのね

なみだのなかには ななつのな
なないろにじまで とどくかな?
なぞなぞいっぱい もってけば
ねても ないても ゆめのなか

2012年3月18日日曜日

建物がよろこぶということ

北千住にある、日本庭園で有名なタカラ湯さんで、「風呂フェッショナルなコンサート」があるというので、行ってきました。
このイベント、地域の人と一緒に音を作って演奏するというワークショップ形式で行われていて、会場となった、男湯、女湯は浴場から脱衣所まで、お客さんと出演者で大にぎわい。

老若男女が集い、隙間だらけの楽しい時間。
男湯の脱衣所からは、当然、女湯の様子は見えず、音だけが響くのですが、お湯をざばーんとかける音、ケロリン桶がカランコロンと鳴る音などなど、どれもこれもが懐かしく、にぎやかだった時代の銭湯はこんな感じだったんだろうなぁと想像させます。

タカラ湯さんのご主人によると、銭湯全盛期の頃は人であふれかえっていて、女湯の脱衣所には、女中さんが8人待機して、子連れで銭湯にきたお客さんから赤ちゃんを預かってお世話していたんだとか。

建物がよろこんでるって、こんな感じなんだなぁと思いました。

イベントの様子は、Ustreamでも見えるようなので、その場に居合わせたもの目線で、脱衣所の様子を。

ロッカー上の隙間を、特等席と認定し、ひょいっとのぼった女の子がいました。


帰りに、普段は(男湯からしか)見れない庭園をのぞいてきました。

にぎやかで、懐かしくて、ほっとする時間。
タカラ湯さん、出演者・スタッフのみなさん、お疲れさまでした。