2011年2月28日月曜日

ミソなし月のしその味

2月最後の日。
すっかり毎月恒例となった藤野での農作業に行ってきました。
雨の中でもできる作業を、とハウスの中での苗の植え替え作業をほんの少し、お手伝い。
苗床で蝶よ花よと大事に育てられた小さな苗を、ひとつひとつポットに移します。
ハウスと言っても、熱源は落ち葉堆肥の熱と炭火だけ。
息が白くなる中、ハウスの屋根をたたく雨音を聞きながら、なすとトマトの苗を植え替えました。

外の水道で洗った手は冷たく、久々の‘手がかじかむ’感じが妙に懐かしくもあります。

外から帰った私たちを迎えてくれたのは、薪ストーブの余熱であったまった部屋と、あったかいスープ。両手をあたためながら飲むスープは、とろけるような美味しさでした。
そして、お昼ごはんの数々がまた、どれもこれも美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいます。
そして何よりも気に入って、おすそわけまでしてもらったのが、この一品。

何が入っているかと聞いてみると、しその実としょうがとしょうゆと麹!
味噌?もろみ?と思ったのは、しょうゆにつかった麹の味でした。
しその実を集めて洗って・・・という作業を考えると気が遠くなりそうですが、しその実の香りがまた何とも言えず食欲を刺激します。
しその実を枝ごととって、味噌と交互に漬けて、それをちょっと炙るとお酒のつまみにもなるよと聞いて、想像するだけでも美味しそう!とその光景にうっとりしてしまいました。

しその実がなる秋が楽しみです。

(くみ)