2009年2月22日日曜日

生米こうじ 麦こうじ

19日。5人揃って味噌を仕込みました。
米こうじは生こうじで、麦こうじは乾燥こうじ。
みんなが集まり始めたころ、前日夜から水に浸して置いた大豆を圧力鍋でゆでます。
好き勝手に過ごしつつ、全員がそろう頃、ゆであがった大豆を袋に入れて軍手でなびるようにつぶします。(「なびる」ってあんまり使ったことないねーとみち。確かに)
2回に分けて茹でた大豆を“なびるように”つぶしてから、種水(大豆をゆでた汁)と混ぜ合わせます。


茹でて熱いうちにつぶす大豆はもちろん熱く、ゆで汁も少し冷めたとは言え熱い。
この中にこうじを入れたら生きているこうじは死んでしまうので、混ぜながら人肌に冷まします。
みちが「熱い」と言いながらも混ぜ、みんなはそれをかばうように何故かうちわで必死に扇ぐ・・・
よくかんがえたら、素手で混ぜなくてもよかったと気付いたのは、みちのまっかになった手をみてから。



そう言えば、去年はそんな熱い思いはしなかったね。しゃもじを使ったかな?冷めてから混ぜたのかもと思い出す。

そして、そんな風にして人肌になった大豆に、塩きりした乾燥麦こうじを混ぜます。混ぜ上がったら五等分。たらいに星マークを書いて分け、それぞれの容器に詰めて行きます。

そして次の大豆をゆでる間に、すばやく食事。
予め作っておいた具材と、炊きあがったごはんに合わせ酢を混ぜて手巻き寿司。みちの要望で巻き簾で太巻きも作ってみました。
何を入れてもいい巻き寿司も楽しい。

そして、さすが圧力鍋!1時間もかからず準備はできて、今度は米こうじの味噌を同じ要領で仕込みます。


思いの他、早く味噌の仕込みは終了。
圧力鍋+袋の上から軍手でなびる×5人だったからかな。よく働いた圧力鍋3つ。わざわざ自転車でこれを運んでくれたことに感謝!
その後は、作り置きのつまみとビールで軽く乾杯し、よく今まで飲まなかったね、よく働いたね〜と自画自賛しながら夜が更けていきました。

2009年2月17日火曜日

明後日、ミソヒドリ

今年は、米こうじの味噌と麦こうじの味噌もつけることにしました。
近所にある都内唯一の味噌蔵、昔みそさんに予約していた、大豆と塩とこうじを買いに行ってきました。
麦こうじは乾燥のみですが、米こうじは生を使うことにしました。
生こうじはすぐに塩きりをしないとなので、帰って早速塩きりを。

生こうじ5枚。大きいボウルがないので土鍋に移し、その固まりをくずしていきます。
半分に割ると、中は白いわたのようなものでくっついていて、もわっと独特の割り心地。
何かに似てるような初めてのような…。和菓子かな、植物の種とか茎とか?土のかたまりかな?あ、アイスの最中を割るのに似てるのかも。そんなことを思いながら、こうじをパラパラにしていきます。
白いものをやさしくほぐしていく幸せな時間。独り占めにしてみんなに申し訳ないな、と思いつつ。

そして、パラパラになったこうじに塩を混ぜると、甘いこうじの匂いがしてきました。
塩きりしたこうじは明後日まで、冷蔵庫で保存します。
(くみ)

2009年2月7日土曜日

お店の一壁に写真を展示しています

個人的なお知らせです…
吉祥寺の井の頭公園入り口にあるカフェ、ドナテロウズで今月の28日までアフリカのルワンダで撮った写真を展示しています。2008年新宿眼科画廊で写真展「ルワンダ・アフリカ この空の下で」を見に来てくださった店長さんのご好意です…!今回はそのときの一部を展示させてもらいました。
ドナテロウズは井の頭公園を目の前にした大きな窓のある気持ちのいいカフェです。コーヒーでひと休みにお勧めです!よろしかったらぜひお立ち寄りくださいね。夜も10時半まで営業しています。
ゆう

2009年2月6日金曜日

鳥ミ稽古


仙川にある「森のテラス」にて、初の稽古。稽古と言ってもまだ場所が決まったばかりなので、一日のんびり過ごしながら、いろいろ動いてみたり、動かしてみたり。

番人の方が入れてくださった玄米茶をいただきながら、ガラス越しに窓の外を眺めていると、庭のエサかごのバターをメジロがつついています。「メジロだ〜」と喜んでいると、庭の落ち葉あたりには、シメが。図鑑でしかみたことがなかったので盛り上がり、しつこく庭を見ていると、シジュウカラやエナガもやってきて、木の幹をつついたり、追いかけっこしたり。
このまま一日、鳥をみながらひなたぼっこしててもいいくらいの気分になりましたが、動き始めるとこの場所の構造の面白さに、気分も盛り上がります。
日も高くなってあったかくなって来たので、窓も外して全開にすると、トゥトゥトゥトゥトゥ…とキツツキのドラミングが聞こえ、コゲラかな?コゲラにしては、音が大きい気もするね、などど話しつつ、それぞれのやり方で場所のいろいろを確認。


お昼には、ゆうがクルミとレーズンの蒸しパンをトントン、シャカシャカと手早く作ってくれ、あたたかいチャイとともにいただきました。外でというのがさらに美味しい。
あんまり、お茶ばかりしててもと少し身体を動かしたら、「コーヒー入れる時間だ」とゆう。
こういうことには全く手抜きをしないゆうにカフェオレを入れてもらい、のんびりしてたら、早くも森のテラスの貸し出し終了時間が近づいて…。
3回もお茶してのんびりし過ぎたかなと思いつつ、森のテラスを後にして、仙川の美味しいおにぎりやさん「てしま」へ。
にぎりたてのおにぎり、絶品でした。

2009年2月5日木曜日

森のテラス


仙川にある「森のテラス」へ、ピアノのコンサートを聴きに行ってきました。
入り口を入ると、受付は玄関ではなく庭先のテラスにありました。
山田さんの造園事務所兼自宅である「森のテラス」は、オープンガーデンとして庭とテラスを公開していて、室内も貸し出しをしているという、不思議な場所。
昼寝にも貸してくれるというスタンスに惹かれて、場所の下見がてらの今日のコンサート。
テラスから見える洋室には、大きなグランドピアノがあり、おそらくここで演奏するんだろうな、と思いつつも、テラスがあまりにも居心地がよくて動けません。
かまどで細々とした焚き火。あたたかい陽射し。火と日に暖められて、冷たい風も心地よく感じる程。
お茶を頂いたり、お菓子を頂いたりしながら、のんびりと時間が過ぎて行きます。
ピアニストの方から「中も空いてますからどうぞ」と声がかかり、洋室へ。
部屋の中にも薪ストーブがあり、窓からの風景を眺めながらコンサートが始まりました。
あまりにも気持ちよくて、コクリコクリと寝ては、時折聞こえるシジュウカラのジュクジュク…という警戒音や、台所から聞こえる物音にはっと目を覚ます、文字通り夢見心地の時間を過ごさせてもらいました。
春にはさえずりも聞こえるかな、初夏の新緑も気持ちいいだろうな、といろんなことを想像しながら…

この「森のテラス」を、5月にお借りすることになりました。
蔵とはまたちがった場所で、新しい出会いがあるといいなと思います。