2011年3月30日水曜日

かき混ぜてマヨネーズ

月に一度の藤野での農作業に行ってきました。
この日の作業は、梅の木の剪定と野菜や花の種まき。午後は、ブルーベリーの移植をしました。

梅の木の剪定は、ほんとは寒い時期がよいそうですが、梅の花が咲き残る中での剪定は甘い匂いがたちこめて、髪の毛やセーターには梅の花飾り。
なんだかしあわせだねーと笑みがこぼれます。

落ち葉堆肥の発酵熱で暑いくらいのハウス内で種まき。先月植え替えた小さな苗の成長ぶりにも驚いて、今日まいた種も来月には大きくなっているのかなぁと楽しみが増えました。

お昼には、例にもれずのごちそう。午後の作業の後には、リンゴと甘夏とハコベのジュースも出してくれました。甘夏やバジルの種を蒔いたポットをお土産にいただいて、温泉でゆっくりしてから、隣駅のえち宅へ。

ねむ〜くなってるところにひと手しごと。

卵にお酢と塩を少々。
泡立て器で混ぜながら、少しずつ油を入れること30分くらい?
だんだんと暗くなる夕暮れ時の部屋とは反対に、卵の黄色は乳化して段々と白くなり、少しとろりとしたマヨネーズになりました。


庭の畑の小松菜とルッコラの花。いただいた甘夏にくるみ。
できたてのマヨネーズに塩こしょうでいただきます。
春らしい彩りに、気持ちもほっとします。


手を動かして、身体を動かして、花の匂いや風や日射しの暖かさ、日暮れ時の切なさを感じて、のんびり過ぎて行く時間。ありがたいなぁ。

2011年3月23日水曜日

できることから

東北地方太平洋沖地震から10日余りが過ぎました。
被災地の様子をニュースで見聞きする度、心が痛みます。

三十日鳥でも何かできることを、とプールしてある資金を現地で救援活動をする団体に送ることにしました。
関わりがあったり、ホームページ上で活動の報告がしっかり見れて、安心して応援できる団体をこのブログをみてくれている人にも紹介したいと思います。

多田自然牧場
岩手の釜石や遠野で活動されています。牛乳が届けられるのがありがたい。

四万十塾
高知の自然学校ですが、高知リスポンス協会として災害救助の実績があり、今回もいち早く現地に向かって活動されています。カヌーや薪ストーブなどアウトドアのノウハウが頼もしい!

エコツーリズムセンター
避難所の整備がまだしっかりできていない宮城・仙台以北でボランティアの拠点をどんどん作っています。自然学校やエコツーリズムのネットワークで多くの人が動きはじめています。物資、人手、カンパを募集しています。

他にもいろんな方が、現地で救援活動をされていると思います。
被災地の方々が一人でも多く無事で、一日でも早く安心して過ごせますように。

私たちもできることを探していきたいと思います。

2011年3月8日火曜日

なおらいの夢をみた


今朝、ちょっと面白い夢をみたので、忘れないうちに書き留めて置こうと思います。


私は台所でご飯の支度をしている。台所は古くて広いどこかの旧家のよう。私は、この家に嫁いできたようだ。
おしゅうとさんだろうか、おじいさんが奥の部屋にいて、食べにくるはずのご飯を食べに来ていない。
そこには、ちえとえちがいて、嫁としてその家にいる私よりも、ずいぶんと幼い印象。
ちえが、「おじいさんは?」と聞く。
「食べたかったらそのうち来るでしょ」とそっけなく答える私。
「つめたいなぁ」とちえ。おじいさんを心配して、奥の部屋へ様子を見に行く。

「『落ち込み』だよ」とちえがあわてて呼びにくる。
「落ち込み」とは、首をかくんとうなだれて亡くなること(と夢の中で理解している)。
呼ばれるままに部屋をのぞくと、おじいさんはソファーに腰掛けたまま背を向け、首を落としている。

えちが「いのち、知ってる?」とちえにきく。
「なんとなく」とちえ。
私もなんとなく知っているような気がして、えち、ちえに続いて、部屋の前でうたいながら風を送る。
手に持っているのは布やうちわ。私は部屋のななめ前の階段に足をかけている。
いーのちいのち
ながれははやい
せんたくすれば
きものがぬれる
はぁどっこいしょ
すると、亡くなったはずのおじいさんが、立ち上がって満面の笑顔ででてくる。
その禿げた頭に「笑えるやん」となぜかツッコミを入れる私。(生前のおじいさんは、がんこで笑うところをみたことがなかったのだ)

台所では、たくさんの料理が並び、小さなお椀に鮭の入った汁物をよそっている。
よみがえったばかりのおじいさんが、「私は鮭はなくてもいいから、みんなで分けて食べなさい」というようなことをやさしい笑顔で伝えている。みんなにあたるかどうかを心配している様子。
これはまさに、「直会(なおらい)」(法事や祭の後の会食。仏様や神様と食事を共にする)だと思った瞬間に目が覚めた。
さっきのうたは・・・と思い返すと、「いのち」は「ももや」、もーもやももや、ではじまるあそび歌だった。


それにしても、死者をあおいで蘇らせる・・・本当にありそうで生々しい夢でした。

(くみ)