2010年10月14日木曜日

二たび 三たび 川渡温泉

新婦の生まれ育った町を知ってもらいたいと企画されたジモ婚に甘え、みちの故郷、川渡温泉(かわたびおんせん)や鳴子温泉郷を堪能しました。

山の道と案内地図に描かれた山道(距離は短いながら、やぶこぎのような散歩になりました)を歩いた後、新婦が子どもの頃、毎晩通ったという、川渡温泉共同浴場へ。私たちがおじゃました昼下がりには、地元のおば(あ)ちゃんたちがわんさか来ておりました。
50年間、塩で身体を洗っているというおばあちゃん。身体を真っ赤にしながら熱いお湯からあがっていきました。帰る後ろ姿がなんとも言えず、愛らしい。。。
ここの温泉は寄付金と地元の方はチケット制、入浴料金200円は箱に入れる方式です。
夜11時〜朝4時までは、消灯のため(お湯は24時間、熱い!)入浴禁止となっています。

山田青果でみかんを買って(一個40円!)、軒先で一息ついていると、地元の中学生が自転車で通りがかり、「こんにちはー」とさわやかにあいさつをして行きました。

すっかり眠くなりつつ、風の道を通って、「山のふところの宿みやま」へ。

道中の田園風景。
東北独特の稲の干し方で杭にかけた稲藁がなんだか大きな人のようです。

雨の中をあるいて、少し身体が冷えたので、宿の温泉へ。
みやまのお湯は、ぬるめで長湯をするのにちょうどよく、やわらかい肌あたりです。

このみやまを拠点に、結婚式の後は、バスで鳴子観光ツアー。
バスガイドに扮した新婦と車掌に扮した新郎が、案内してくれました。

二たび 三たび 川渡(かわたび)温泉(これが町のキャッチフレーズ)を出て、まずは鬼首温泉地獄谷へ。
*鳴子温泉郷はいくつかの温泉地からなっていて、川渡(かわたび)も鬼首(おにこうべ)もその中の一つです。

渓谷の川沿いの道には、あちこちから温泉(源泉)が流れ出したり、時には吹き出したりしています。
卵を持参すれば、温泉卵もつくれてしまう、お湯の力!
みんなの卵をお湯の中へ。

温泉卵ができあがるまでの時間、ちょっと先まであるいて、温泉力を堪能しました。今にも噴射しそうな熱湯にどきどきわくわく。

川に流れ出た源泉は、川の水と混ざり合って、上手く行けば適温になるそうで、近くには川の中の露天風呂もあるのだとか。


適温を探して川に降りてみましたが、これがなかなかむずかしく、熱かったり、冷たかったりで安定しません。
ですが、やけどをしない程度の場所であれば、足元の温度の変化が楽しく、すっかりくつろいでしまいました。
この体験は、なかなか他ではできません。




温泉卵を食べてから(足湯に浸りすぎて、食べ損ねてしまいましたが)、次の目的地こけし館へ。

これまた、足湯ですっかりくつろぎモードになり、これ以降の写真がしばらくないのですが、こけし館ではこけしの絵付け体験をしました。
これも、楽しくてすっかり熱中。
無心で描くと、描いた本人に似るのだとか。確かに。。。
思ったように線が引けなくて困ったせいか、できあがったこけしも困り顔です。

とにかく、楽しいツアーも終わり、すっかり家に帰るような気分で宿みやまへ。

まだまだ、鳴子温泉郷や川渡温泉の魅力は語りつくせませんが、いい場所があって、いい地域があって、いい家族がいて、いい子が育つのだなぁと、しみじみ思った3日間でした。

みやまのご主人には、連日、遅くまで飲んだり食べたりにつきあっていただいたり、とにかく、居心地のいいもてなしで、くつろがせていただきました。
結婚式の前日にも関わらず、お茶やお昼ご飯に招いてくれたご家族のみなさん、さらに翌日に車であちこち連れていってくれたお父さん。
何よりも、その全部を企画して、もてなし続けてくれた、みちとこうちゃんに感謝します。

二たび、三たび・・・川渡温泉へ行くのが楽しみ。

2 件のコメント:

ゆう さんのコメント...

いつも期待を裏切らない更新をありがとう!

たのしかった川渡のことが思いだされます
おもてなしのお湯にもとっぷり浸かったね

どうもありがとう!

くみ さんのコメント...

ほんと、楽しかったね。
心地よすぎて、途中から写真もないよ。
ゆうさんの写真も、また今度みせてね。