2008年11月4日火曜日

星見とパラグライダー(後半)

建物の裏にいたのに遅刻して受付。
あまりの重装備に、富士登山帰りだと勘違いされている様子でいろいろ聞かれましたが、裏でキャンプしていたとはとても言えず、適当にお茶をにごしました。
スカイ朝霧は、えちが富士山に登った時にご一緒した人のおくさんが、、パラグライダー体験ならここがいいとすすめてくれた場所らしく、どんなことをするのかよくわからないのに期待は高まります。
(よくわからないのは遅刻したせいです。ちゃんと説明があったみたい)

午前中は体験コースで、すぐそばの小高い丘から自分で飛ぶ体験ができるらしい。「寒いですか?」と防寒着には余裕があるので聞いてみると、「体も動かすので熱くなりますよ」とのこと。空を飛ぶのに体を動かすの?と不思議に思いつつ、近くの丘へ移動。


パラグライダーの袋とそれを背負うためのリュックと2つを配られ2人ペアになってと、言われるがままに動いていると、その謎も解けてきました。
2人で丘までパラグライダーを持ってあがり、1人が飛び、またパラグライダーを持ってあがり、もう1人が飛び、また持ってあがり…を繰り返すので、飛んでる時間は長くて1、2分。約5kgのパラグライダーをその都度、丘にあげるのだから、かなりの運動量になりそうです。

というか、実際なりました。

私たちが飛ぶのを介助して一緒に走るインストラクターのみなさんは、最初の何回かでもう汗だく。
後ろ向きでよく駆け下りれるなぁと思っていたら、一度転んで、あやうくインストラクターの方を踏みそうになりました。
それでも、5kgを運んできたことを思うと、一回も無駄にできないと思ったら踏み越えてでも飛ばないとと自力で走り、なんとか成功。
後ろで「一人で飛べるじゃん!」と声が聞こえ華々しい気分になりましたが、実際には、一人で風を受けたパラグライダーをバランスをくずさないように引っ張って走るのはかなり難しそうでした。



大変なところはインストラクターの方が押さえてくれ、押してくれ、ふわっと浮いたら後は一人で空の旅。
1、2回でタイミングや身体の感覚がつかめてくると、何度もやりたくなり、丘を登る時間がまたその気分を盛り上げてくれます。
もっとやりたかったけど(7回くらいは飛べて大満足でしたが)、午前中の体験は終了。

午後のタンデムコースは、300mの高さからインストラクターの方と2人乗りで飛ぶというもの。
ちょうどパラグライダーの世界大会をやっている場所でやるので、飛んでいる様子をみながらお昼を食べるのも楽しいですよ、と言うのでお昼から移動することに。
みんな当たり前のように自家用車で移動する中、車のない私たちはスタッフの方に運んでもらい、会場に到着。
シートを広げ、おにぎりを広げ、ガスストーブでお湯を沸かしスープを飲んでいる姿は、まわりを相当楽しませているようで、いろんな人に声をかけられましたが、やはりここでもゆっくりしすぎて、バタバタと片付け。車に乗り込んで、みんなで300m上の崖まで移動。
標高1000mの崖から700mの平地まで、300mの高低差を10分くらいかけての空の旅。



目の前には富士山。晴れわたった空。
これ以上ないと思うくらいの好条件の中、ゆったりと空中散歩。ジェットコースターのような技を見せてくれたり、スピードを速めたり落としたり、ほんとに自由自在にパラグライダーを操るインストラクターの方に感心しつつ、夢見心地の時間を過ごしました。
晴れた日や、陽当たりのいい山の斜面は上昇気流が起きやすく、上昇気流に乗れば高くあがって貯金ができる分、遠くまで行けるのだとか。
ほんと、鳥みたい。
自分で風を読んで操れるようになったら、楽しいんだろうな。

そんなこんなで体験を終え、見ず知らずの親切な方にバス停まで送ってもらい(歩いてはいけないほど遠かった)、バス停近くの滝をみてからバスに乗り富士宮駅へ。
駅で富士宮やきそばとビールを買い込んで電車に乗りました。

小田原で明日仕事のゆうを見送って、えちとくみはえち実家にお泊まり。
美味しいものは決して見逃さないゆうがお土産にと買った生らっか生をゆでて、ご両親と晩酌。
「何もなくて」といいつつ用意してくれたつまみの数々とお酒についつい飲み過ぎてしまいましたが、楽しい夜でした。
そして、明日は海への旅。。。

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