2009年5月21日木曜日
長野亮之介さん展覧会「百顔繚乱展」
みちとゆうが参加している五反舎という山仕事仲間のあつまりがあるのですが、今回、その代表をつとめる長野亮之介さん(本業イラストレーター!)の、初めての個展が東中野にあるSpace & Cafe ポレポレ坐で開催されています(〜5/24 午後6時まで!!)。
「百顔繚乱展」のその名のとおり、長野さんの出会ったたくさんの人の顔、表情が描かれています。
私はたいてい山でしかお会いしたことがなくて(ミソヒドリの公演には前回も今回も来てくださったので、ほかでも会っていましたね)、山の斜面でも颯爽と駆け上り、真剣にいろいろなことを教えてくれる山仕事の長野さんの印象が強く(私は初めて行ったとき、ナタを置きっぱなしにし怒られました…)、絵を描いている方だということを、今回の展覧会を見るまで…頭でしか理解していませんでした。
だけど、本当に行って見て、もちろん理解しましたが、とてもとても素敵な絵なのです…!!初めての個展、ということが信じられない。そして、その絵をとおして長野さんのもついろいろな面を見せてもらったような感じがしました。ファイルされたイラストの数々。旅をしながらスケッチした風景や人や動物たち。描かれた線も、塗られた色も様々な筆づかい。「百顔…」。
長野さんはどう見ても一個の顔しかないし、輪郭のはっきりした、話していていつも楽しい気持ちになる人。でもこんなにいろいろな表現、こんなにいろいろな風景、たくさんの出会いをもっている。でも長野さんはぼやけたりしない。すごいな、ほんとうに百も千もある引き出しみたいな感じ。うまく表現できなくてもどかしいな。
(右が長野画伯)
以上、私の個人的な感想…、展覧会はほんとうに楽しい空間です。会場も五反舎の家具職人の田中さんが考えてみんなで一緒につくりました。タイミングがあえば会場に長野さんがいるかもしれません。たのしい説明をしてくださるので、気になる方はぜひ声を掛けてくださいね。それから、長野さんのイラストの手ぬぐいが今回特別に販売されています、素敵ですよ〜!
ゆう
登録:
コメントの投稿 (Atom)
1 件のコメント:
長野さんの個展、ほんとに楽しかった。
丁寧に細かく描きこまれているのに、それがきちきちした印象ではなく、あたたかくどこまでも続いているような…。その広がりに吸い込まれそうになりました。
また、山仕事もしたいな、と。長野さんの絵の中の山で働く人たちの生き生きとした顔をみながら思いました。
映画の紹介の連載や、地平線通信もぜひたくさんの人にみてほしい。できることなら、長野さんの解説を聞きながら。
コメントを投稿