2009年1月26日月曜日

初、五反舎!

みちとゆうの参加する、森林ボランティア五反舍の活動にお誘いいただいて、ゲスト参加してきました。
集合場所の高尾へ電車で向かうと、窓からはくっきりと雪をかぶった富士山が見え、申し分のない天気。
高尾の駅で見覚えのある方々と合流し、山へ向かいました。

まずは、噂のT体操。Tさん指導のもと、準備体操をします。古武道とピラティスと他にもいろいろやっているというだけではなく、説明がわかりやすくて、気持ちよくいろんな筋がのばせました。
そして、さらに歩いてお山へ移動。
新年初の活動なので、山の神様にご挨拶をしてから作業をはじめるということで、少し歩いたところで手頃な依り代になる木をみつけお供えが始まりました。お神酒(越の寒中梅)とお塩をお供えし、二礼二拍手一礼。山の神様にそれぞれに誓いをたてます。
それから、Tさんが九字を切ってくれました。その大きな野太い声が山に響き渡り、木霊が帰って来た時には、ほんとに頭の上に乗っかっている厄災が払われたような気がしました。

新年初の作業は、自分たちの通る道つくり。もうすでに作ってある道を、もう少し通りやすくします。
唐鍬(とんが)を使って山の斜面の土を削り、道を広げて平にして行く作業に、ついつい黙々と熱中してしまいました。
子どもの頃、タケノコ堀に使ってたっけ。「とんが」って方言っぽいのに、そうじゃなかったんだと知ってびっくり。

お弁当の後、お楽しみのキムチ鍋。
三本の木を三角に組んだ支柱に鍋を吊り、一斗缶のコンロ(もちろんたき火の)で煮炊きした大鍋は、待ったかいあっておいしくハフハフといただきました。五反舎で育てたなめこがありがたい。
(ちなみになめこはサクラの木とスギ?をほだ木にしていましたね〜。シイタケはコナラ?クヌギだったかな?きのこも好き嫌いがあるのかな?)
たらふく食べて(ごちそうさまです!)、午後は、オガヤ式という方法での間伐作業。
スギ林、ヒノキ林それぞれで、中心木と残す木、間伐する木を決めました。
間伐する木の選定にはいろんな条件がからみ合い、「樹勢がない」「素性がいい」などと木を見定めたり、木と木との空間を計ったり、その木の何年、何十年後の様子を想像したり、と時間、空間とも大規模な将棋をしているような奥の深さでした。
そしてまた実際の間伐作業も、木の倒れる角度を考えながら、切り込みをいれていかなきゃいけない。自分の力も含め、いろんな力学的な要素が絡み合ってむずかしそう。感覚でおぼえていくしかない複雑さがいいな、と思いました。
日の暮れない内に下山しなきゃとたき火までもどってくると、そこには、網に乗ったおもちが!あんこの入った表面がかりっと焼けたおもちは、懐かしい味がしておいしかった。(重ねがさね、ごちそうさまです!)

来た道をまた戻り、駐車場で再びT体操をして下山。高尾の駅ちかくの、一品料理がなんでも定食になる(塩辛も!)お店で反省会をして終了〜。

自分たちよりも少し上の素敵な大人に囲まれて、年を取るのが楽しみになった一日でした。
五反舍のみなさん、ありがとうございました。

(くみ)

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